【育成論】襷キリキザン【ポケモン剣盾】
【ポケモン剣盾育成論】
【最終更新日:2019/12/10】
【基本ステータス】
タイプ:あく・はがね
特性:まけんき・せいしんりょく/プレッシャー(夢)
種族値:H65-A125-B100-C60-D70-S70
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以前、育成論を見たいポケモンの募集をした際にリクエストがあったのでキリキザンを紹介致します
キリキザンはBWから登場したポケモンで見た目がめちゃくちゃかっこいいです
型自体は昔から存在していたのですが、今作の環境に、タイプ・特性共に刺さっていると考えています
今回は安定して仕事をしてくれる襷メタバ型の紹介です
【きあいのタスキ型】
特性:まけんき
性格: いじっぱり
持ち物:きあいのタスキ
努力値:H20-A252-S244
実数値:H142-A194-B120-C×-D90-S121
技構成 :ふいうち/アイアンヘッド/メタルバースト/つるぎのまい
技候補:ステルスロック
<解説>
・努力値振り
H:余り
A:極振り
B:なし
C:なし
D:なし
S:準速−1
・努力値調整について
AぶっぱのSは準速−1にしています
この型のコンセプトは、襷を持って相手の攻撃を確実に一撃耐えてメタルバーストで倒すorつるぎのまい+アイアンヘッド・ふいうちで対面性能を上げるというものです
襷を持っているので耐久に振る必要は余りなくそれならば攻撃と素早さに特化して上から殴れる範囲を広めた方が強く感じます
しかし、注意すべきなのはメタルバーストという技が優先度±0という点です
優先度±0なので、メタルバーストを使う際に相手がキリキザンより遅い場合、技は失敗してしまいます
124 最速バンギラス
123 最速60族(ギルガルド)
121 今回の型、4振り100族(リザードン)
117 4振りミミッキュ、準速65族(ペリッパー、ネギガナイト)
114 麻痺下+1準速100族
112 準速60族、最速50族
107 4振りFCロトム
この辺りになります
ポイントは、キリキザンは準速でもわりと遅い部類に入るという点とパルシェンと同速である
という2点です
パルシェンと同速であり、そのパルシェンも同じく準速でからをやぶる型が主流のポケモンです
Sをぶっぱしていないのは準速パルシェンと対面した際にからをやぶるをされた後、下からアイアンヘッドを入れるためです
からをやぶる後B−1の無振りパルシェンに対し
・アイアンヘッド 53.6〜63.2% 確定2発
・ふいうち 46.4〜55.2% 乱数2発(58.98%)
というダメージで、2連続で最低乱数を引いてもちょうど100%(53.6%+46.4%)で確1を取れます
なので、対面でからをやぶるをされたらアイアンヘッド+ふいうちでノーダメージで突破できる可能性があります
ここまで明確な強みがあるのを考えるとSに極振りしてこの可能性を50%に減らすよりはすばやさを下げて100%の確率で下から殴れる方が強いと考えます
4振り100族と同速にはなりますがほとんどの100族はSに振っているので問題ないでしょう
・技構成
ふいうちは特性のまけんき、つるぎのまいの両者と相性が良くタイプ一致で先制攻撃できる優秀な技です
これによりメタルバーストを撃った相手が襷持ちでも上から縛ることができ、この型と非常に相性がいいです
他にも環境に多いドラパルトに対しても上から抜群が取れたり、ミミッキュのばけのかわを剥がしつつ退場できたりと有効な場面は非常に多いです
火力目安
・無振りドラパルト 99.3〜117.7% 乱数1発(93.75%)
・無振りミミッキュ 58.4〜70.0% 確定2発
・無振りドリュウズ 51.8〜61.6% 確定2発
・無振りリザードン 50.9〜60.7% 確定2発
・無振りGヒヒダルマ 56.6〜67.2% 確定2発
・無振りギャラドス 45.6〜54.3% 乱数2発(47.26%)
A+2
・無振りギャラドス 90.0〜107.0% 乱数1発(43.75%)
・H振りFCロトム 77.0〜91.7% 確定2発
・無振りFCロトム 96.8〜115.2% 乱数1発(81.25%)
アイアンヘッドは2つ目のメインウェポンで主に自分より遅い相手に撃ちます
ニンフィアやマホイップ、ブリムオンなどの多くはこのキリキザンより遅いので上から殴れる上に怯み効果も狙えます
火力目安
・H振りニンフィア 101.9〜121.7% 確定1発
・H振りマホイップ 108.1〜126.7% 確定1発
・H振りミミッキュ108.6〜129.6% 確定1発
・H振りブリムオン 92.6〜110.9% 乱数1発(62.5%)
・無振りトゲキッス 93.2〜111.6% 乱数1発(62.5%)
・H振りバンギラス 64.7〜78.2% 確定2発
・HBオーロンゲ(過去記事) 78.7〜93.2% 確定2発
A+2
・H振りダイマックスブリムオン 93.2〜109.7% 乱数1発(56.25%)
・H振りダイマックストゲキッス 93.8〜110.4% 乱数1発(62.5%)
・H振りバンギラス 130.4〜154.5% 確定1発
ニンフィア・マホイップ・ミミッキュに関してはダイマックス込み確定1発です
メタルバーストは相手の攻撃を物理・特殊関係なく1.5倍の威力で返すことができます
この型はH実数値が142なので襷まで削られた場合は141×1.5の211ダメージ(端数切捨)を返すことができ多くのポケモンを倒せます
カウンターやミラーコートなどもそうですがHPが倍になるダイマックスとはとても相性が悪く今までのように安定して一撃で倒せるという安心感はなくなってしまいました
しかし、非ダイマックス状態の無振りH135族・極振りH103族までは倒せます
これはメタルバーストを撃つ仮想敵に対しては充分なダメージです
Hの種族値を一覧で見たい方はgamewith様が種族値リストを公開しているのでHでリストアップして確認するとわかりやすいと思います
※H振り105族(主にローブシン)を確実に倒したい場合はSを更に1削ってHに回すことで倒すことができますが、トリックルーム下でのローブシン対面ピンポ調整になります
つるぎのまいは自分より遅い相手に主に使う技でアイアンヘッドやふいうちの攻撃力を格段に上げることができます
ダメージに関しては各技の火力目安A+2のリストを参照してください
候補技としてはステルスロックを載せさせていただいていますが、つるぎのまいとの選択技です
攻撃力アップはまけんきで充分という方や、メタルバースト読み交代につるぎのまいよりステルスロックを刺したいパーティの場合は採用価値もあります
・特性
まけんき一択だと思います
ダイマックス技の追加効果により能力値が下げられやすい剣盾環境では能力値が下げられるだけで攻撃が二段階上昇されるというのはとても強いです
威嚇をされた際も−1された後に+2するので一段階上昇になります
せいしんりょくは怯まなくなり威嚇を無効にできますが、怯みはダイマックスすれば無効にすることもでき、威嚇に関してもまけんきの下位互換です
プレッシャーは相手のPPを2ずつ削れますが耐久型ではないこの型とはシナジーが噛み合ってないです
【あとがき】
ASぶっぱが多いイメージの襷メタバ型ですが準速−1調整に大きなメリットを感じました
自分より速い相手にはメタルバーストによるカウンター性能、遅い相手にはつるぎのまい+アイアンヘッドによる高火力アタッカーとスイッチヒッターのような立ち回りができるところが他のポケモンとの差別点ともなり気に入ってる点でもあります
※実際に使ってみると、初手FCロトム対面になることが多いのですが、S無振りロトムの後攻ボルトチェンジが何をするにも相当厳しいので交換できるならなるべく対面は避けた方がいいです
他にも、トリックルームPTの先発やフィニッシャーとしても優秀なのでぜひ使ってみてください!
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